そもそもクリスマスというのは、イエス・キリストの降誕祭であり、誕生を祝う祭日のことを指します(イエス・キリストの誕生日ではない)。日本でのクリスマスの過ごし方というと、大半の人は恋人と過ごすロマンティックなイベントであるというイメージを抱くのではないでしょうか。最近では家族と過ごすという方もいるかも知れませんが、どちらにせよ宗教的な意味合いはないに等しいですね。では、海外だとどうでしょう?世界のクリスマスの過ごし方について調べてみました!
アメリカ編
アメリカのクリスマスは家族で過ごす日とされています。家族や親戚みんなで集まり、お食事会を開くのが一般的なんだそうです。
日本だとチキンを食べて、食後のデザートにはケーキというように、食べる物が決まっている感じですよね。アメリカの場合特にこれといった決まりはなく、ただメインディッシュとして多いのは七面鳥、ローストビーフ、ハム辺りだそうです。
11月下旬にサンクスギビングという感謝祭が行われ、それが終わると街は一気にクリスマスムードに変わっていき、賑わい始めます。
とはいえ、あくまでもイエス・キリストの生誕を祝う日であり、宗教的な行事の一環であるといえます。
イタリア編
カトリックの国であるイタリアにとって、クリスマスは祝日となります。間違いなく1年で最も重要なイベントだと言えるでしょう。
アメリカと同じく、クリスマスは家族で過ごすのが当たり前とされており、24日の夕方以降徐々に賑わいも落ち着き始め、25~26日はほとんどのお店が閉まり静かになります。
イブの日は基本的にお肉は食べない(前日は体を清める)とされており、シーフード(メイン)、野菜料理が多くの家庭で振る舞われるようです。
クリスマス当日は、さすが美食の国イタリア。まるでレストランのようなコース料理を家庭でも提供するそうなのです。
- アンティパスト(前菜)
- プリモ・ピアット(最初の皿/パスタ料理)
- セコンド・ピアット(二番目の皿/メイン料理…肉系)
- ドルチェ(デザート/定番はパネトーネ)
フランス編
フランスではクリスマスのことを「ノエル」と言います。カトリックの国であるため、宗教的な意味合いの強いイベントではあるのですが、パリのような大都市ではすでに多種多様な民族が住んでおり、今では国民みんなで楽しむようなイベントになってきているようです。
やはりここでも家族で過ごす年に一度の重要な日のようですね。クリスマスイブの夕方以降から落ち着き、当日ほとんどのお店は閉まり、静けさに包まれます。
地方により食べるものは変わってくるようですが、まず定番料理としてあげられるのはフォアグラだそうです。
他には七面鳥、スモークサーモン、ブッシュ・ド・ノエル(ケーキ)、シャンパーニュなど、とにかく食べて飲むのが好きなようですね!
まとめ
日本の場合
- 恋人と過ごすロマンティックなイベント
- 宗教的な意味合いは薄い
日本以外の場合
- 年に一度家族が一堂に会するイベント
- 宗教的な意味合いを重んじる
これらが日本との大きな違いでした。
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