昨今ニュースでもイノシシ出没や目撃情報に関するニュースが取り上げられていますね。
本来イノシシというのは臆病でおとなしい動物とされており、基本的に人を襲うことはないと言われております。が、「晩秋~冬にかけての発情期で興奮状態にある」「イノシシ自身が怪我をしている」「至近距離で突然遭遇してしまった」などの条件が揃った時、まれに襲ってくることがあるようです。
時速約50キロものスピードで走るとも言われており、まさに猪突猛進!
そんなイノシシに遭遇した場合の対策として、今回は5つに分けて紹介していきます。
そもそも出会わないようにするには?
イノシシは基本警戒心が強い動物とされています。なので、人間の存在に気付くとほとんどの場合はイノシシ側から逃げていきます。
山間部や目撃情報のある地域を歩く際はカバンに鈴をつける、なるべく集団で話しながら歩く、などの対策をすると良いでしょう。
背中を見せないで!
これはクマに遭遇した場合にも言えることですね。焦る気持ちは十分分かりますがそんなときこそ落ち着いて冷静に、ゆっくりと後退するようにしましょう。
急に走り出したりしてイノシシを興奮させるようなことは絶対にしてはいけません。
たてがみを逆立てている、”シュー”という威嚇音が聞こえる場合はかなりの興奮状態にあるため、特に注意が必要です。
いざとなったら木に登る!
ゆっくりと後退しながらその場を去ろうと思っても、周囲を見渡した結果逃げ場所がない!
そんな状況下に陥った場合はとにかく少しでも高いところを探すようにしましょう。
見出しにもなっている通り「いざとなったら木に登る」それぐらいの心づもりで逃げるように意識してください。
威嚇や攻撃はダメ、絶対!
とにかくイノシシを興奮させたり、刺激するような行動はしてはいけません。
逆上したイノシシがこちらに向かってくるきっかけになってしまいます。
例えば次のような行為が挙げられます。
- 大声を出す
- 物を投げつける
- 棒で突いたり追い払う
このようなイノシシを驚かすような絶対にやめましょう。
可愛いからってうり坊(イノシシの子)に近づいちゃダメ!
「うわ~小さくて可愛い~」「これ写真撮ったらインスタ映え~」などと言って写真を撮ろうとしたり、追いかけたりしてはいけません。
うり坊(イノシシの子)が居たということは、近くに母親イノシシがいる可能性がかなり高いです。
また、当然のことですが食べ物を与えるようなこともやめましょう。人に対しての警戒心低下に繋がり、結果近くに居着くという事態を招いてしまいます。
まとめ
ここ最近は住宅地での目撃情報も数多く挙げられています。そんな思いもよらない所でいざ遭遇してしまった場合に、この記事で紹介した対策をとっさに取るのは難しいかもしれません。でもとにかく落ち着いて。
また、そういった対策について少しでも頭に入っているかいないかで、実際には大きく違ってくると思います。
周りを見渡して近くにお家がある状況の場合は、助けを求めるというのも一つです。
とにかく緊急時、やむを得ないでしょう。
コメントする