「うわぁ~もう街はクリスマスだなぁ~!」そう思った時の景色には欠かせない存在。そう、クリスマスツリー!街のあちらこちらで見かけ、各家庭にも飾られるキラキラ輝く木。星などの派手な飾り(オーナメント)やイルミネーションが施され、クリスマスの華やかムードをより一層盛り上げてくれますよね。
当たり前すぎる光景ですが、そもそも飾る意味は由来はあるのか。
調べてみました!
クリスマスツリーはなぜ飾る?
クリスマスツリーに使用されている木は「もみの木」と言い、「常緑針葉樹」と呼ばれるそうです。
常緑針葉樹とは?
読んで字の如く、常に葉をつけている木であり、一年を通して葉を落とさずに緑を楽しむことができる木のことを指します。
このもみの木の一年を通して枯れないという特性が表しているように、「永遠に枯れない命」「不死の象徴」という願いが込められ、クリスマスツリーを飾るのですね。
日本にやってきたのはドイツから
1860年、日普修好通商条約を結ぶために来日したプロイセン王国(現在のドイツ)の外交官「オレインブルク伯爵」が滞在先で初めてクリスマスツリーを飾ったそうです。
天井まで届くほどの大きな木に、オレンジや梨、華やかな紙の装飾、精巧な砂糖菓子やろうそくを飾って作られたとか。
クリスマスツリーの原型となったのは、先程も書いたようにもみの木ですが、これは北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の冬至のお祭り「ユール」で使われていました。
この木はドイツ人にとって生命力の特徴であり、「長く厳しい冬を乗り越えるぞ!」という精神的な支えになっていたといいます。
オーナメント(飾り)が意味するもの
クリスマスツリーを華やかな印象に引き上げてくれる様々な飾り物。見た目を彩ってくれるだけではなく、その一つ一つのアイテムにも意味があります。
星(トップスター)
クリスマスツリー頂上に飾られていることの多いスター。この星は通称「ベツレヘムの星」と言われており、イエス・キリストの誕生を東方の賢者たちに知らせた「希望の星」という意味があります。
クリスマスベル
イエス・キリストの誕生を人々に知らせた天国の鐘の音にちなんで「喜びの音を鳴らすベル」という意味があるそうです。
また、魔除けの効果があるとも言われています。
玉飾り(ボール)
アダムとイブが食べたとされる「禁断の木になる知識の実、りんご」を象徴していると言われ、幸福や豊かな実りという願いが込められているのだそうです。
キャンディケイン(杖)
「羊飼いが羊を導く杖」を意味しており、羊飼い(神)が羊(人)を導いてくれるという願いが込められています。
白と赤のストライプ柄が定番ですが、これにはキリストの「白い心」と「血と愛」を意味しているようです。
靴下
サンタクロースのモデルとなったとされる「聖ニコラウス」が、3人の娘がいるとある貧しい家庭を救うべく金貨を投げ入れたところ、偶然それが「靴下に入った」というお話から、由来のアイテムとして靴下が飾られています。
まとめ
キリストが深く関係しているクリスマス。ただただキラキラ華やかできれいだなぁと見ていたクリスマスツリーにも様々な意味が込められているんだということを知りました。
その全てに幸福への思いが込められているように感じました。
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