人手不足、人材確保の難しさ、そんなことが世の中で叫ばれている昨今、味の素やLIXILグループ、ファミリーマートを始めとする大手企業が11月以降次々に早期退職を発表しました。そこには「働かないおじさん」をどうするべきかという、企業にとって古くて新しいとも言える問題が原因にあるようです。
そんな問題について意見を述べた「濱口桂一郎氏」について調べてみました!
この記事の目次
濱口桂一郎氏とは一体何者?
1958年10月17日生まれの大阪府出身で、1983年労働省入省。労政行政、労働基準行政、職業安定行政等に携わり、官僚等の様々な経歴を経て、現職である労働政策研究・研修機構(後に概要説明)の研究所長に至る。
専門分野は労働法政策、研究テーマは労使関係・労使コミュニケーション。就労のあり方や労働政策についての講師も務めており、また数多くの著書も存在している。
ちなみに、労働政策を主なテーマとして扱うブログも運営しており、そこではhamachanのニックネームで知られているよう。
経歴
学歴・職歴についてまとめてみました。
学歴
- 1981年3月 東京大学教養学科卒業
- 1983年3月 東京大学法学部卒業
職歴
- 1983年4月 労働省入省、大臣官房総務課
- 1984年4月 東京都労働経済局職業安定部職業課
- 1984年7月 池袋公共職業安定所
- 1985年4月 労働省職業安定局高齢者対策部企画課
- 1987年2月 労働省職業安定局国鉄・地域雇用対策室地域動向分析係長
- 1989年5月 労働省労政局労働法規課法規第一係長
- 1991年5月 労働省労働基準局賃金時間部労働時間課長補佐
- 1992年4月 福井労働基準局監督課長
- 1993年7月 労働省職業安定局高齢・障害者対策部企画課長補佐
- 1995年4月 欧州連合日本政府代表部一等書記官
- 1998年5月 埼玉県労働商工部職業安定課長
- 1999年8月 労働福祉事業団総務部総務課長
- 2001年1月 衆議院調査局厚生労働調査室次席調査員
- 2003年7月 東京大学大学院法学政治学研究科附属比較法政国際センター客員教授
- 2005年7月 政策研究大学院大学教授
- 2008年7月 厚生労働省大臣官房付
- 2008年8月 労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員
- 2013年7月 厚生労働省大臣官房付、同省退職、労働政策研究・研修機構客員研究員
- 2013年9月 労働政策研究・研修機構労使関係部門統括研究員
- 2017年4月 労働政策研究・研修機構労働政策研究所長
労働政策研究・研修機構とは
内外の労働問題や労働政策について、総合的な調査研究を行うとともに、その成果を活用した行政職員等に対する研修を実施することにより、労働政策の立案や労働政策の効果的で効率的な推進に寄与し、労働者福祉の増進と経済の発展に資することを目的とし、2003年10月に設立されました。
労働政策の総合的な調査研究
労働行政分野の政策課題(雇用、労働条件、人材育成、労使関係等)について、厚生労働省の指示・要請に基づき、体系的・継続的な研究を実施し、政策の計画・立案をサポート。
労働行政職員研修
第一線の労働行政職員(ハローワーク、労働基準監督署)を対象に、一般研修・専門研修・管理監督者研修を実施。
まとめ
1958年生まれということは、この方自体が現在61歳。
「働かないおじさん」はなぜ量産される?という問題に対して意見を求められる働くおじさんでしたね。
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